事業報告

REPORT

エイジングリテラシー向上プロジェクト

更新日:2026/08/13
その他

取組背景、目的

認知機能は加齢に伴い低下し、福岡市の認知症の方の数は2015年の3万3千人から2040年には2.1倍 の6万9千人に増加する見込み。一方で、判断能力が低下しても自分らしく生きるためには、財産管理や生活環境の面でどのような備えが必要か、十分に 認知されていない。

人生の最期まで、自分で自身の生き方・幸福のあり方を選択していくためには、自分自身の将来のありたい姿やそのために必要なお金の話など、自分の意思を家族などの身近な方と話すことが重要であるが、身近な方と将来の話をすることは難しい。

本プロジェクトでは、何歳になっても自分らしい 生き方を選択できるまちづくりに向けた第一歩として、加齢による認知機能低下、金銭管理等の課題、事前の準備(親の状況や希望等の確認)の必要性などを伝えるコンテンツ提供と、企業を巻き込んだ啓発を行う事で、身近な方であっても話しにくい「ありたい姿」「幸せ」などの話ができる、まち全体の雰囲気づくりを目指す。

実施事業者

東京海上日動火災保険株式会社、株式会社ファミトラ、社会福祉法人福岡市社会福祉協議会

実施結果、今後の展開など

実施内容

(1) エイジングリテラシー向上に向けたコンテンツ 制作と提供

①身近な方と話をしておくための手順を示した 「ハンドブック」を作成し配布

②「エイジングリテラシー向上セミナー」の開催加齢に伴う身体機能の変化、介護・認知症の実態、マネープラン、家族(特に親子)とのコミュニ ケーションの重要性や会話の”こつ”について説明

(2) 賛同企業の募集

本プロジェクトに賛同し、家族と将来の話をすることを従業員に推奨頂ける企業を募集。

〈参加特典〉

・特設サイトへの企業ロゴ掲載

・エイジングリテラシーを高めるハンドブック進呈

・従業員様向け&人事総務ご担当者様向け無料セミナーの提供 など

(3) 自己決定支援ワーンググループの立ち上げ

本プロジェクトをさらに発展させるために、市民の暮らしを支える地元金融機関などの協力を得て立ち上げ

※エイジングリテラシーとは

加齢により身体の機能や能⼒がどう変化するのか、どのような備えをしておけばよいかなど人生100年時代を自分らしく生きるために必要な情報や知識

 

実施期間

2024年2月1日~2025年1月31日

 

身近な方と話をしておくための手順を示した「ハンドブック」

・市役所・区役所・市内歯科医院/薬局などに約1.5万部設置

 

エイジングリテラシー向上セミナーの開催

・市民センター等で各区開催:7区×2回=計14回

・市民セミナー参加者数:363名

新たに取組みを始めたい参加者の割合:98.7%

 

賛同企業の募集

・賛同企業数:15社

・賛同企業向けセミナーの開催:1社(参加者:47名)

 

自己決定支援ワーキンググループの立ち上げ

・発足日:2024年11月25日

 

今後の展開

本プロジェクトで立ち上げた自己決定支援ワーキンググループにおいて、地域の金融機関と協力し、認知機能低下への備えを促す啓発活動や、リスクを防ぐ情報連携の体制づくりに取り組むことで、市民が安心して自分らしい生活を送れる社会の実現を目指す。