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福岡市と福岡地域戦略推進協議会は、人生100年時代を見据えた持続可能なまちを目指すプロジェクト『福岡100』の1つとして、産学官民の共働により「楽しみながら」「自然に」健康になれる新たなサービス・製品の普及を促進する事業「福岡ヘルス・ラボ」を実施しています。
この度、「福岡ヘルス・ラボ」効果認証型事業として採択し、社会実験を行った下記1件について、実験結果を踏まえ、楽しみながら自然に健康づくりに取り組める製品・サービス等として認証しましたのでお知らせします。
1. 認証を受ける事業者及び製品・サービス等の名称
シルタス株式会社 「SIRU+」
<プロダクト概要>
スーパーのポイントカードを「SIRU+」アプリに登録して買い物をするだけで、買った食材を自動で栄養素に変換して、栄養の過不足を分析・可視化。栄養バランスが整う食材やレシピを提案する機能もあり、アプリを活用した食生活の改善を目指す。
<実験期間>
2021年7月〜2022年3月(利用開始日から6ヶ月)
<参加者/対象店舗>
10代〜70代の男女329名/にしてつストア・レガネットの福岡市内22店舗
<実験結果(福岡ヘルス・ラボが評価した点)>
「SIRU+」の利用により、従来は暗黙知であった購買データが“見える化”されたことで、自身の栄養状態に興味をもち、栄養バランスを意識した買いものをするなど、利用者の意識・行動変容が促された。また、プッシュ型の情報提供により、適宜積極的な介入が可能である点も有意義であり、今後、気軽な健康行動ツールとしての普及が期待される。
・参加者アンケート「自身の栄養状態に興味を持つようになった」83.4%
・参加者アンケート「食事バランスを意識して買い物するようになった」70.9%
・参加者の66.3%が野菜の購入点数が増加
<株式会社 西鉄ストアからのコメント>
「1人当たりの買い上げ点数が上昇した事はマーケティング観点で興味深い。また、脂身の多い肉よりも赤身肉を選ぶようになった事などやより栄養価の高い食材を購入するようになった事は、一定程度社会貢献を数字で示せた結果と捉えている。今後もデータを活用し、新たな店舗フォーマットづくりに役立てたい。(㈱西鉄ストア 営業企画部 渡邉隆太)」
2. 福岡ヘルス・ラボ 効果認証型について
◯「楽しみながら」「⾃然に」健康づくりに取り組めること(健康⾏動の習慣化)が期待できる製品・サービスや仕組み(以下「プロダクト」)について、市⺠の参画を得ながらその効果を検証し、評価・認証することを通じて、事業者のプロダクトの普及の後押しを⾏います。(実施主体:福岡市・福岡地域戦略推進協議会)
◯認証は、外部有識者等で構成される福岡ヘルス・ラボ事業評価委員会が、「健康行動の習慣化」等の視点から当該実験結果について評価した内容を踏まえて交付します。
※当該認証は、一定の条件下で行われた実験結果を受け、サービスの意義等を審査した上で与えるものであり、あらゆる条件での健康への効果および安全性・品質等を保証するものでありません。
◯認証を受けた製品・サービス等に対し、今後、以下のような支援を行っていきます。
・福岡ヘルス・ラボ認証マークの利用承認
・福岡ヘルス・ラボWEBサイト等での広報
・製品・サービス等のPRのための場の提供(市の関連イベント等)
■プレスリリースはこちら
■認証にあたり、シルタス株式会社様へ認証書を授与しました。
(写真下段:代表取締役社長の小原シルタス株式会社 代表取締役 小原 一樹様、写真上段:福岡市福祉局総務企画部福岡100推進課長 奥田一成)
<お問い合わせ先>
■「福岡ヘルス・ラボ」に関すること
福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.) URL:www.fukuoka-dc.jpn.com
担当:片田江・平島 TEL: 092-710-7739 MAIL:info@fukuoka-dc.jpn.com
■「福岡100」プロジェクトに関すること
福祉局福岡100推進課
担当:奥田・中園 TEL:092-711-4543(内線2056) FAX:092-733-5587